情緒不安定は男性更年期せいなのでは？

■ その関節痛は男性更年期が原因かも

男性更年期になると、手足や体の関節痛を起こすことが有ります。

関節痛とは、体を動かす要である関節におこる痛みで、熱がでると身体の節々の関節が痛くなったり、風邪を引いた時の関節の痛みを関節痛といいます。
関節痛は、手指、ひじ、腰、ひざなどに多く発症し、中でもひざに顕著にあらわれます。
その原因の一つが、男らしさである筋肉質な体型やがっしりした骨格に関係する男性ホルモンのテストステロンの減少によるものです。

このテストステロンの分泌量は個人差があり、出てくる症状もまちまちです。
男性ホルモンであるテストステロンの減少により、関節を支えている軟骨や筋肉の衰え、関節内のコンドロイチンや水分の低下、血液の循環が悪化することによって関節痛が起こるといわれています。

関節は、構造上、スムーズに動くための特別な組織や工夫がなされています。

その工夫が骨と骨の間にある関節軟骨ですが、男性更年期の関節痛の原因はここにあるのです。

体の組織を形作る栄養は血管を通して送られますが、関節軟骨には血管や神経は通っていない為に、修復や再生ができない器官です。
そのため、老化の影響を受けやすい関節軟骨には関節が痛い症状がでてきます。

長年の間、関節が使われ、骨が接触する軟骨がすり、関節軟骨はいつの間にかすり減り変化してしまうので関節痛が出てきます。

関節は、骨と骨をつなぐ役割をする筋肉に包まれて支えられています。
骨や筋肉の量が減少し脆弱化して保名を支える力が弱くなると、骨がもろくなって、骨が直接こすり合って関節が痛いと感じるようになり、筋肉に支えられている割合が低下すれば、関節が痛い症状が起こります。

男性ホルモンであるテストステロンの分泌量低下は、骨格の形成や筋肉の増強などに関係し、男性更年期で関節が痛いに大きく関わっています。

男性ホルモンの分泌低下は、生殖機能の衰えの他、骨の強さや筋肉量にも影響を与え、骨がもろくなり、筋肉量の減少を招き筋力が低下してしまいます。

男性更年期で関節痛が発生するのは、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が減り、それにより骨や筋肉の量を低下し脆弱化させ、関節への負荷が大きくなり、関節の炎症を発生させ痛みを起こします。
一般的に症状は、手足の関節が痛いはら始まり、次第に背中全体に痛みを感じるようになります。

関節の痛みが強い場合に無理をしてはいけませんが、関節をかばいすぎることで、運動量が減り、一層筋力が低下する悪循環になることも注意が必要です。。

男性更年期検査では、遊離型テストステロンが8.5pg/ml未満なら男性ホルモンが低いと判断し、8.5pg/ml以上から11.8pg/ml未満の男性を男性ホルモンが低下傾向にあると判断され関節が痛くなる要因にもなります。

関節痛の改善には、適度の運動とタンパク質やカルシュウムを意識して摂取すると共に、男性ホルモンであるテストステロンの分泌を増やすことが重要です。

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