5分で、男性の上半身や顔のほてりの原因がわかる

■男性の上半身や顔のほてり

男性の場合、男性ホルモン（テストステロン）は、中年以降、加齢とともにテストステロン分泌量低下しますが、その状況で生活習慣の乱れや人間関係や仕事などでストレスなどの要因が加わり、自律神経に変調が生まれ、男性特有のほてりなどの障害（更年期障害）を起こします。

男性更年期の症状は、時間がたてば改善されるわけではなく、そのままにしていると症状が悪化や長期化してしまい、日常の生活や仕事にも影響が出てきます。

何となく調子が悪い、突然汗が出る、運動や緊張をしていないのに顔がほてりる、寝つきが悪く不眠である、イライラする、性欲が落ちたなどを感じる場合は、男性更年期障害の可能性があります。

ホルモン（テストステロン）の分泌が減少して起こる症状に、発汗・ほてり・のぼせなどがあり自律神経の変調が主な要因です。



自律神経は、昼間の活動をサポートする為の交感神経と、心身を落ち着かせ回復させる方ら機の副交感神経の２つのバランスの良い働きにより肉体と精神の健康を保っています。

自律神経のバランスが変調することで、特に交感神経が働かなくてもいい場合でも、ドキドキや、ほてりなどの自律神経の症状がでてきます。

症状としては、上半身を中心にほてりがおこり、特に顔だけがカッカッと熱くほてり、汗がだらだらと出てしまう場合もあります。
また、手足の先は冷たく感じ、身体の体温バランスが変化するのも特徴です。

男性ホルモンのバランスの変化が起こす男性更年期のほてりなどの症状については、テストステロンの分泌量の低下が原因で、３０歳頃よりはじまり、６０歳では４０歳に比べ２５％の低下がありますが、個人差が大きいため、女性の閉経にあたる肉体的な変化はありません。

男性ホルモンの特徴は、免疫力と自律神経をコントロールする役割を持ち、免疫機能を維持して病原菌の侵入や体力低下を抑える他、自律神経の働きを正常に保つ働きをしています。
しかし、男性更年期で主たるホルモンであるテストステロンの分泌量が急激に低下し、体内のホルモンバランスが大きく変わると生理機能のコントロールに変調が現れます。

自律神経は、心拍数、血流の流れや呼吸やなど体の基本機能を管理コントロールしているため、自律神経の変調で、血行が悪くなり、上半身はほてりの症状がでて、下半身は冷えを感じる症状が起きてきます。

上半身には生命維持に重要な心臓などがあり、血液が集中し血圧が上がりほてりが現れやすくなります。
その影響で、皮膚表面に近い血管が拡張して血流が増えるためとほてりが起こると考えられています。
その為、顔や首などにほてりを感じ、ほてりが続くことで大量の汗をかくことや後に悪寒を感じることもあります。
顔のほてり・のぼせは体温と関係なく感じますが、更年期男性の大半が経験するといわれています。

特に汗かきではない人が、寝ているときに大量の汗をかく多汗なども、体内のホルモンバランスの乱れが要因と考えられています。

ほてりを改善するには、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量を増やすようにすることや、身体全身への血流を良くするウォーキングなどの有酸素運動をすることも良いようです。

男性更年期検査では、遊離型テストステロンが8.5pg/ml未満なら男性ホルモンが低いと判断し、8.5pg/ml以上から11.8pg/ml未満の男性を男性ホルモンが低下傾向にあると判断されるようです。

ほてりを改善するために大切なことは、体内でのテストステロンの分泌を増やすことです。

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