前立腺肥大の症状と原因

前立腺は、膀胱の出口付近に、尿道を取り巻くように存在している。男性にだけある臓器で大きさはクリの実程度。2層構造になっており、内側部分を内腺、外側部分を外腺と呼びます。

前立腺肥大症は内腺に、前立腺ガンは外腺に発症します。

前立腺の役割は、精液を分泌することだ。精液は精子を包み込んで外敵から守り、子宮へ送り届ける。また精子に栄養やエネルギーを与え、動きを活発にする働きもあります。

前立腺は年を取るにつれて、誰でも大きくなってきて、クリの実程度だったのが鶏卵ぐらいになり、中にはリンゴ大になる人もいるようです。
このため尿道が圧迫されて、排尿困難や頻尿などの症状を引き起こすようになります。
これが前立腺肥大症ですが、50歳代から増え始めて、60歳代の40%、70歳代の80%には、大なり小なり前立腺肥大があると言われています。

こうした数字から類推すると、現在、全国に約300万人の患者がいる計算になります。
もっとも前立腺の肥大は加齢現象の1つで、いくら肥大しても症状が無ければ治療の対象とはなりません。実際に治療を受けている患者は、全体の10~20%程度のようです。
直腸からの触診、エコー検査、血液検査で前立腺肥大症と診断されます。

肥大は加齢現象の1つ

加齢と共に、なぜ前立腺が肥大するのかは、よく分かっていないようです。
ただ、ホルモンが関係していることは、間違いなさそうで、女性は経閉後、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下し、更年期障害や骨粗鬆症などが起こりやすくなりますが、男性も50歳を過ぎる頃から男性ホルモン(テストステロン)が低下して、女性ホルモンとのバランスが微妙に変わることが、肥大の誘因になると見られています。

食生活が欧米化して、動物性タンパク質や脂肪を多く摂取するようになったことも、前立腺肥大症が増えた原因の1つのようです。
事実、アメリカの患者数は日本の10倍以上にものぼり、また、非常に若いときから性交渉を開始し、高齢になっても旺盛な性活動を持続している人が、前立腺肥大症になりやすいというデータもあるようです。
和食より洋食を好み、性生活が活発・・・・。前立腺肥大症にはこんな男性がかかりやすいようです。

客観的検査で病期確定するには

排尿状態を客観的に観察する方法として尿流量測定があります。
尿の出方を連続的に測定し、そのパターンから異常があるかどうかを調べるもので、健康な人なら、1秒間に20~25ccの尿が一気に出て、30秒ぐらいで終わります。
ところが、前立腺肥大があると出るまでに時間がかかり、量も1秒間に5ccと少なく、同じ量が出るのに2~3分かかる。そうした違いがコンピューターによってグラフ(尿量曲線)として表示されます。この検査で排尿異常に初めて気づく人も多いようです。
又、最もオーソドックスな検査法として直腸診があります。
患者の肛門から指を挿入し、前立腺を触診する方法だ。医師の経験に頼る部分もあり、それほど正確とは言えないが、直接触ることで、肥大の様子や形、硬さなどが分かります。前立腺の硬さやシコリから肥大と前立腺ガンとの鑑別も出来ます。

前立腺の大きさや重量を知るには、超音波検査が広く用いられており、膀胱に尿を溜た状態で、下腹部に超音波を当て、前立腺を見るもので、画像から前立腺の大きさや重さが割り出せます。

超音波を発疹するプローブを腹部に当てるだけなので、患者は痛くもかゆくもありません。。さらに詳しく調べるため、直腸にプローブを挿入する方法もあります。
こうした客観的な検査と前述した自覚症状スコアによって、前立腺肥大症と診断され、病期が確定すれば、直ちにそれに応じた治療を開始します。
前立腺肥大症の治療方法は、薬物療法などの保存的療法と手術療法に大別されますが、軽症のうちは薬物療法が行われ、症状が重くなると内視鏡手術などで肥大した前立腺を削り取るというのが期トン的な流れのようです

前立腺肥大症とはどんな病気でしょう。

前立腺はクリの実のような形と大きさで、精子に栄養を与える体液を分泌します。
男性の膀胱の出口のところに、尿道を包み込むようにくっついています。
年を取ると大きくなり、尿道を圧迫する場合があり、その刺激で、最初はトイレが近くなったり下腹部に不快感を覚えたりします。
症状が進むと尿のキレが悪くなり、力まないと出し切ることが出来ません。さらに肥大すると尿道がふさがって尿が出なくなります。

なぜ起こるのでしょう
前立腺は男性ホルモンと強い関係がある器官です。
年を取るにつれ、男性ホルモンや女性ホルモンなどの作用で肥大が起こると言われています。ある程度大きくなって止まる場合や、大きくなり続ける場合があります。

症状が現れるのは、50代~60代です。

前立腺が炎症を起こすこともあるのでしょうか?
前立腺肥大症になると、出にくくなった尿が膀胱や尿道に残るため、前立腺が病原体に感染しやすくなり、急性前立腺炎を起こすことがあります。

手術について

肥大の程度が小さいときは薬で症状を和らげます。腫れを引かせる薬、尿道を締める役割をしている筋肉をゆるめる薬や、抗男性ホルモン剤などが使われます。薬で肥大そのものが治る訳ではないので、手術は前立腺の内部をくりぬいて尿の通りを良くします。
大きければ下腹部を切開して手術しますが、小さければ尿道から内視鏡と電気メスを入れて内側から削る作業だけですみます。
いずれも、前立腺の外側を走る神経は傷つけないので、性機能は保たれます。

レーザー治療について

レーザーで内側の組織を部分的に焼く方法です。焼かれた部分はかさぶたになってはがれ、尿とともに出てきます。切除手術に比べ入院期間が短く体の負担は軽いのですが、症状の改善に時間がかかります。前立腺内側の粘膜の再生に時間がかかり、幹線の原因になることがあります。