手根管症候群

「指先がしびれる。手のひらがジンジンと痛い」こんな症状を訴える女性が増えているようです。

そこで、注目されているのは「手根管症候群」です。
特にパソコンなどで指や手・腕WP酷使する女性が発症しやすい。

手のしびれは、手首にある手根管というトンネルに圧力がかかり、この中を通る正中神経が圧迫されて、手の指にしびれや痛みが出てきます。
私たちの指を曲げる筋肉は、前腕にあり、筋肉から長い腱が指まで伸びています。
親指を除く4本の指の屈筋の腱は手首のところで束ねられて、8個の小さな手根骨で出来たトンネルを通ります。
このトンネルは手根横靱帯という靱帯で蓋をされています。
ところが、このトンネルがとても狭く正中神経が圧迫されてこの症状が起きます。

女性の腱鞘炎は女性ホルモンの影響があるとも考えられています。 

中年以降の女性で、親指から薬指半分までの手のひらの「しびれ」については、夜間に多く、 日中に自転車に乗る、編み物をする、電車やバスの吊革につかまるといったことで、「しびれ」が強くなります。
また、このとき手の甲はシビレませんし、手を振ると、少し楽になります。
そして、親指の筋肉が落ち物をうまくつかめなくなることもあるようです。

「人さし指、中指、薬指の3本の指がしびれる症状が出たら、まず手根管症候群の疑いが濃い」といわれ、この3本の指の正中神経が、この3本の指の神経の元にあたり、親指や小指には影響を与えないためです。
同じ手や指を酷使した結果、発症する職業病として腱鞘炎知られていますが、腱鞘炎で痛むのは手首の付け根部分で指先だけがしびれることはなく、簡単に見分けられるようです。
両手の甲を合わせて指先を下にして曲げる見分け方もあります。約1分たって人差し指、中指、薬指にしびれや痛みを感じたら、手根管症候群の可能性が高いそうです。
  
単なるしびれと思ってほっておくと症状は進行し、振動する物を手に当てても感じなくなり、末期症状では、親指の付け根の膨らみがへこむ奇形にまで発展することがあります。

男性1に対し女性6の割合で、女性に多く見られる理由は、手根管の隙間が男性に比べて狭くなっている為で、1日中キーボードを打つ職場をはじめ、育児でおんぶやだっこを繰り返したり、高齢の女性が皿洗いや庭の草取りなどで手を使いすぎて発症するケースが目立つようです。
 妊娠や閉経期のホルモンバランスの変化で炎症が起きやすくなる要因も重なっているようだ。

神経への圧迫が進行して、知覚神経の障害が強くなると、シビレや痛みが取れるため、治ったように錯覚することがありますが、徐々に運動神経が圧迫されて、親指の付け根にある筋肉が衰え始めます。
外見的には付け根のふくらみが徐々に痩せてきます。
ものをつかみにくくなり、ボタンがかけにくくなったり、ネクタイがむすびにくくなったりします。