現代はストレス社会です。
ストレスをため、発散できないでいると体のバランスが崩れて、さまざまな症状があらわれてきます。

人の性格、考え方、感じ方、心のあり方は、心の病をもたらす重要な因子になると考えられています。ストレスの多い環境を避けられない現代人にとって、ストレスを受けやすい特徴的な思考や行動のパターンを知り、ストレスを受けた時の自分なりの対処法を発見することが重要です。
まじめで几帳面な努力家タイプ
まじめで几帳面、責任感が強く、自分のなすべき仕事を地道にコツコツと進め、最後までやりとげようとする努力派。このタイプの人は、いい加減なことが許せない正義漢であり、誤魔化しができない完全主義者でもあります。ただ、仕事につまずいたり、人間関係にトラブルが生じると、深刻に考えすぎたり強い自責の念にかられることになりがちです。こうしたタイプを粘着性気質といい、日本人に多く見られます。
(解消のポイント)
頑張りすぎないこと。オンタイムとオフタイムを上手に切り替えることで、心身のリフレッシュを図ってください。
熱中しやすくエネルギッシュタイプ
ストレスを積極的に克服しようとするタイプの人で、限られた時間の中で精力的にいくつもの仕事をこなし、残業もいとわず、必ずノルマを達成しようとします。このようなエネルギッシュな人は、逆に自分では気づかないうちにストレスをため込んで、ある日突然何らかの病に倒れてしまう危険性があります。ストレスから身体の病気を発症する心身症や、仕事が一段落したころに精神的エネルギーが低下するうつ病に陥るケースも少なくありません。
(解消のポイント)
ストレスに対する自覚が薄い傾向にあるので、どんなことがストレスの要因になるかを把握して、ストレスをため込みそうになった時には休息をとることが必要です。
自己主張が下手で周囲の目が絶えず気になるタイプ
自分のことよりも他人を思いやったり喜ばせようとし、自分の怒りや悲しみなどの不快な感情は押え込もうとする傾向があり、このタイプは癌の患者さんに多いといわれています。嫌といえずにストレスをため込み、物事がうまく進まないとつい悪いほうへ考えてしまい、気分が落ち込み、やがてうつ病を発症するパターンが多く見られます。
(解消のポイント)
周囲を気にしすぎてクヨクヨしたり、自分を責めたりしやすい性格の傾向を知って、少しずつ自己主張や感情表現をしてみるように心掛けましょう。
挫折を知らないエリートタイプ
一流大学を卒業し、有名企業に就職した自他ともに認めるエリート。しかし仕事や人間関係でトラブルが生じた時に、プライドや自己愛が大きく傷付けられ、心の病を発症することがあります。掌中の玉のように大事に育てられた人や、他人とぶつかる経験をしたことがない人も自己愛が強い傾向があります。
(解消のポイント)
プライドや自己愛が心の病に関係していることは、本人にも他人にもわかりにくいものですが、自分の傾向を知り病との関係を自覚することが、心の病に陥らないための第一歩です。
自分流のやり方にこだわる完全主義者
たいへん能力が高く、確実にしっかりした仕事をすると周囲から評価される人が、突然心の病を発症することがあります。頼りにされるため、上司や同僚から相談されることも多く、オーバーワークになり過剰なストレスを抱え込むことになりやすいのです。何でも完璧にこなそうとしたり、自分のやり方に強いこだわりのある人は、いつでも全力で取り組み、心身を疲れさせることになりがちです。
(解消のポイント)
力の配分を考えたり仕事の一部を他人に任せてみるなど、物事に柔軟な姿勢で取り組むようにしてみるとストレスを軽減することができます。
対人関係が苦手な引込み思案タイプ
自分のペースで仕事を進めていくのは得意でも、他の人とかかわることが苦手という人は少なくありません。しかしその気持ちがあまりに強いと、他人とのかかわりを徹底的に避け、ひいては心の病を発症してしまうおそれがあります。対人関係が苦手な人は、必ずしも人嫌いというわけではなく、他人から非難されたり拒絶されるのではないかと心配しすぎていることが多いようです
(解消のポイント)
今まで回避していた状況をまずひとつクリアしてみる、というように一つひとつゆっくりチャレンジしていき、少しずつ行動範囲を広げていきましょう。
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