性欲とテストステロン

男性ホルモンの代表格であるテストステロンは、95%が精巣で作られます。

男性ホルモン(テストステロン)は、生殖機能の調節・骨や筋肉の増強促進・脳の働きを高めるなど、男性らしい身体や精神を保つ働きをし、男性が活動維持していくのに欠かすことができないホルモンです。

男性ホルモン(テストステロン)の働きの重要な働きは「性欲」「性衝動」です。
そして異性を惹きつける体臭と言われるフェロモンを発生させて、ドーパミンという興奮作用のある神経伝達物質を増やします。

そして、骨盤神経に作用して勃起を起こすなど、テストステロンは男性がセックスを行うために必要な「興奮」「勃起」などのスイッチを次々と立ち上げていく作用があるのです。

この男性ホルモン(テストステロン)は人間の性欲と最も密接に関係しているホルモンなのですが、今の環境と生活がこのホルモン濃度を減らすように働いているのではないかと思うわけです。

男性ホルモンであるテストステロンは、30歳頃から減り始め、60歳では40歳と比べ25%も低下します。
その為、性ホルモンの分泌の低下をばん回しようと、間脳、下垂体は性腺刺激ホルモンを出します。
それでも精巣の機能が衰えている訳ですから、性ホルモンの分泌は増えません。

この間脳はさらに性腺刺激ホルモンを出そうと興奮し暴走します。
脳は、感情や自律神経の中枢でもあるので、それが混乱する訳ですから、自律神経も乱れてしまいます。
これが更年期障害と言われるもので、特徴的なのは、『うつ』、『イライラ』、『短気』等の精神神経症状が顕著に現れるということです。
男性の場合の更年期は強くて持続的なストレスにより、男性ホルモンの分泌が抑制されることが原因で引き起こされます。
その他男性特有な症状としては性欲減退やインポテンス(勃起障害)が見られます。

それでは1つずつ確認して参りましょう。
夫婦の性交渉が減っている理由の1つはこれではないかと考えております。
20代をピークに年齢が高くなればなるほどこの血中のテストステロン濃度が減っていくことが知られています。

テストステロンは、45歳から65歳に急激に減少します。

血中のテストステロン濃度が減っていくと

1.男性性機能障害:勃起障害、性欲低下など
2.精神神経症状:疲労感、やる気がないなどのうつ的症状、不眠など
3.自律神経失調症状・身体症状:のぼせ、汗をかく、動悸、息切れ、しびれ、  めまい、筋力低下、肩こり、筋肉痛、腰痛、など

テストステロンの減少を加速させる要因

ストレスと運動不足があります
大きなストレスを感じると性欲や性衝動を失うということはよく
聞く話です。
ストレスは、男性ホルモンであるテストステロンの血中濃度を下げてしまいます。

運動は、自律神経の調整や汗をかくことにより、デトックス効果や肥満防止に効果がある他、テストステロン濃度をあげる効果があります。
運動を続けることにより、性欲の向上します。
また、戦争中であるとか社会情勢が不安定であるとか、とにかく男性の力が必要とされる環境にあると、男性ホルモン(テストステロン)の血中濃度があがる考えられます。

日本は世界に例がないほど平和が長期間維持され、また、国民の生活が総じて豊かになっています。
よって男性ホルモン(テストステロン)濃度をあげなくてもよい社会環境ともいえます。
その他、大気汚染や化学薬品を使った加工食品などを通じ、知らずに環境ホルモンの影響をうけています。

つまり、男性ホルモンであるテストステロンの低下する社会が長年続き、現在にいたっています。
この男性ホルモンであるテストステロンの減少こそが、深刻な性欲減退の原因といってもいいでしょう。

改善にあたり大切なことは、まず男性ホルモンであるテストステロン値を上げることです。