リウマチと日常生活

リウマチの皆様が日常生活の中で、気をつけること、やってはいけないこと、やったほうが良いことなどがあります。

リウマチの生活の中で重要なことは、適切な心身の安静と適度な運動の組合せ、関節の保温、関節に負担をかけない動作や工夫などを理解して、関節リウマチでお悩みの皆様が日常生活の中で前向きに取り組むことが大切です。
これは、リウマチの基礎療法で、リウマチ患者自身が日常生活の中で行う
治療方法で、リウマチの皆様が、自ら努力することで日常生活動作である食事や排泄、衣服の着脱、入浴、移動、寝起など生活を営む上で不可欠な基本的行動を改善して生活の質を向上させます。

日常生活の注意点(適度な運動と安静)

関節を動かさないと関節が固まって生活に支障をきたすことが多いですから、運動(リハビリ)は大切です。
ですが、腫れて熱感がある炎症が強いときは、動かさずに安静にします。
炎症が軽くなってきたら他動的に動かし、炎症がなくなって痛みが軽くなったら、リウマチ体操といった自動運動をします。
関節に痛みがあると動かさなくなりがちですが、動かさなければ関節が硬くなり筋力も衰えてきます。
身体を動かすことにより、関節が硬くなるのを防ぎ、筋力が衰えるのを防ぎます。

●他動運動と自動運動:他動運動とは、他からの力を使って動かす運動で、他人の手を使う・器具を使う・自分のいい方の体を使うの3つがあります。自動運動とは、自力で動かす運動です。

日常生活の注意点(適切な保温と冷却)

家庭でできる物理療法に温熱療法と寒冷療法があります。
温熱療法としては温湿布・入浴・シャワーなど、寒冷療法としてはアイスマッサージなどがあります。
腫れて熱感がある炎症が強いときの痛み対策としては、冷やすのは良いですが、温めない方がよいです。炎症が軽くなってきたら、温める・冷やす・のどちらでもよいようです。
生活指導で十分に理解して、日常生活の中で実践します。

日常生活の注意点(規則正しい生活とバランスの良い食生活)

食事については、リウマチに効く食べ物とか、関節リウマチだから食べてはいけない食べ物は特にありません。骨粗鬆症や貧血を防ぐバランスのよい食生活が基本です。
関節リウマチでは高蛋白・高カロリーの食べ物が必要といわれていますが、肥満は関節の負担になりますから、食べすぎには注意が必要です。また、日頃からストレスを避けて、十分な休息・睡眠をとって、無理をしすぎない規則正しい生活を心がけます。