妊娠しやすい体内環境

妊娠に適した体内環境を整える為には、必要な栄養素をバランス良くとることが大事です

■ タバコやお酒を控え、バランスの良い食生活を心がけよう

忙しくて朝食を抜いたり、ファーストフードで1食済ますことはありませんか? 
特に赤ちゃんを望むママは、妊娠の為には必要な栄養素である炭水化物、油脂類、たんぱく質、ビタミン・ミネラル類をバランス良とることが大事です。

新鮮で安全な食材を買って、自分で作って食卓に並べ、家族との会話を楽しみながらゆっくり食事。リラックスしながらの食事は消化・吸収も良いといわれます。
また、もし妊娠がわかった場合、喫煙していると低体重児が産まれる可能性を高め、お酒も胎児アルコール症候群などのトラブルを招きます。
赤ちゃんがほしいと思ったら、パパもママもタバコやお酒は必ず控えるようにしましょう。

■ やせすぎも太りすぎもNG! 健康的な体型を維持して体力をつけよう

やせたいという願望が強いのが最近の風潮ですが、無理なダイエットはホルモンのバランスを崩すだけでなく、体の熱源を不足させます。

一方、太りすぎも男性ホルモンの分泌過剰が起きて卵子が卵巣から飛び出せない多嚢胞性卵巣症候群になることもあるようです。
やせすぎさんは基礎体力をつけるため、太りすぎさんも余分な脂肪燃焼のために適度な運動を。適正体重がキープできれば、体も心も元気になり、ホルモンバランスもととのいます。

■ 冷えを予防しよう

生理が不順なママの中には、「冷え性」を訴える人が多いようです。
これは、基礎代謝が悪いために熱を作れなくなっているため。冷えは、不妊を引き起こす原因となります。
おなかが冷えていると、女性では子宮や卵巣の機能が低下し、ひいては婦人科系の疾患を引き起こすことにもなります。
また、男性も生殖機能が低下するとともに、精力減退をもたらします。
冷え症体質を予防するには、適度な運動を習慣づけ、基礎代謝をあげて血液の循環を良くすることが肝心です。
しょうがや根菜類など、からだを温める食べ物を積極的にとるようにしましょう。

■ 授かりやすい日に

精子は1回の射精で何億個と放出されます。
しかし受精が起こる卵管膨大部にたどりつけるのは、わずか300個ほど。そんなし烈な競争を勝ち抜く必要性からか、精子の受精能力は卵子よりも長く維持され、射精後2~5日といわれます。
卵巣から排卵した卵子は、卵管にとりこまれす。つまり卵子が卵管に入った時点で、寿命が比較的長い精子がすでに待っている状態が理想的だといえるでしょう。
そのためには、排卵後よりも、多少タイミングがずれても受精の可能性がある、排卵前にセックスしたほうがいいというわけなのです。
けれどタイミングをはかるばかりに、セックスが義務的になってしまうのは、よくありません。
排卵日だけをねらうより、普段から夫婦仲良くできることこそが妊娠への近道です。

■ 環境ホルモンについて

環境ホルモンの実態はまだ未解明ですが、正式には「内分泌攪乱作用」と呼ばれ、動物の体内に取り込まれたときに、本来あるべき正常なホルモン作用のじゃまをしてしまいます。
ごく微量であっても影響を及ぼし、生殖機能に異常をきたすことが問題となっています。
「男性の精子数が50年余の間に半減している」という論文が発表されたりもしていますが、環境ホルモンが直接不妊の原因とはまだ言い切れないのが現状です。
ひとつ言えることは、環境ホルモンは害があっても益はない物質であるということです。
過敏になりすぎも良くありませんが、なるべく遠ざけるに越したことはありません。

・ ・・環境ホルモンを遠ざける方法・・・

○ラップフィルムで食品を加熱しない
ラップを加熱すると「ノニフェノール」という環境ホルモンがとけ出すものがあります。
「添加物なし」という表示の商品を選んでみましょう。

○電子レンジでプラスチックの容器はあたためない
惣菜やお弁当のプラスチック容器は、どんな物質が含まれているかわからないので、陶器など別の容器に移し替えて温めると安心です。カップ麺もなるべく避けましょう。

○缶飲料・缶詰にも注意
缶の内側の塗料にエポキシ樹脂が使われているため、缶から環境ホルモンと疑われる物質「ビスフェノールA」が溶け出すといわれています。
最近見かける白い缶はエポキシ樹脂不使用のものなので選ぶならこれがいいでしょう。

○魚の食べ方には気をつけて
日本近海はダイオキシン汚染の懸念があるため、アジ・イワシなどの近海魚は食べ過ぎないようにしましょう。
ダイオキシンは内蔵や脂肪に多く含まれます。
でも必要な栄養もあるので、神経質になり過ぎず、バランスの良いとり入れかたをしましょう。

妊娠するためには、男性の精子の数と精子の運動能力の向上、及び女性のホルモン分泌を促進し、健全な立派な卵子を成長せせること、また10ヶ月間胎児を育てていけるだけの体内環境を整えることが、不可欠と思われます