更年期と肩こり

女性なら誰もが通る道とはいうものの、さまざまな不快な症状が出てくる女性更年期障害はつらいものがあります。
それまで肩こりとはまったく無縁だった女性が、45歳くらいのいわゆる更年期と呼ばれる年齢に差し掛かったとたん、ひどい肩こりに悩まされるというのはよくあることです。

更年期は自律神経失調により血液の循環が悪くなってしまうので、肩の筋肉がハリやコリを起こし疲労している状態が出てきます。

は重力の影響を受けますが、肩を吊り上げている筋肉が弱いと筋肉が常に緊張している状態となってしまいます。
また、肩こりは筋肉量の少なさだけが原因となる分けでは無く、精神的ストレス・過労・睡眠不足・姿勢が悪い事や、ホルモンバランスの乱れも要因となっています。

肩こりの症状では主に、首の付け根から肩にかけて起こり、背中の方にまでコリがある場合もあります。
頭蓋骨を支えているのは首の筋肉ですが、姿勢が悪いと筋肉バランスが崩れ部分的に筋肉の緊張が起こってしまいます。
下を向いて細かい作業を続けている人では、首の筋肉に大きな負担をかけているので首の周辺のコリとなります。

肩こりというとそれ自体が大きな病気になる要因ではありませんが、肩から背中にかけてのなんとも言えない不快感は肩こりを持っている人にとって大きな苦痛となります。
手軽に行える治療方法としては湿布などを用いる方法です。
スッとした効き目で、重くのしかかっていた肩のコリが解消されます。しかし、一時的なものに過ぎず根本的な治療とは言えません。
肩こりを起こしている時には、同時に目の疲れも起こしている場合があります。
最近ではデスクワークで同じ姿勢をとり続け、パソコンなどで目を酷使している人が多く肩こりに悩んでいる人も多数見られます。

肩こりは、更年期障害特有の症状です。

女性更年期の肩こりは、更年期障害特有の症状であり、女性ホルモンの減少が影響しています。

女性ホルモンというのは、卵巣で作られる二種類のホルモンのことで、この分泌が月のうちの周期で入れ替わることによって、体のバランスが変わります。
その変化の過程で起こる不快な症状のことをPMSと言いますが、女性ホルモンの分泌量そのものが急激に減少する女性更年期障害では、PMSとはまた違った症状が現れてくるのです。

そのうちのひとつとして、これまで経験のなかった人が急に肩こりに悩まされるようになる、といったことが挙げられます。
肩こりがひどくなる一番の原因は、女性ホルモンの二つのうちのひとつ、エストロゲンの減少にあります。
エストロゲンが減少すると、体の中の筋肉や、ある特定の箇所の血液の巡りが悪くなるという症状をもたらします。

エストロゲンが減少すると血液の巡りが悪化します。

肩こりの一番の原因は血流が悪くなり、筋肉がバリバリに凝ってしまうことによって起こるものですから、エストロゲンの減少によって筋肉がこわばり、その結果、肩がこらなかった女性が肩こりになり、もともと肩こりだった女性はさらにひどくなるわけです。

ただし、女性更年期障害でのエストロゲンの減少により、肩こりが引き起こされやすくなりますが、それが女性更年期障害によるものか、それともデスクワークのし過ぎや眼精疲労から来ているものなのか、判断がむずかしいところがあります。

あまりにも肩こりがひどくて苦しいのであれば、年齢的に更年期に差し掛かっている場合、婦人科を受診し、原因を探ってみるのもよいでしょう。
他にも軽い運動をしたり、肩をあたためて血の巡りを良くするなどの方法も、簡単にできて効果があります。

更年期を明るく乗り切るには、体内でのエストロゲンの分泌を増やすことが
重要です。