リウマチ(関節リウマチ)の症状と痛みについて
リウマチ(関節リウマチ)の痛み、リウマチの症状

リウマチ(関節リウマチ)の症状

リウマチ(関節リウマチ)とは、身体の各関節に炎症が起こり、関節がはれて痛む病気で、長期間にわたって進行すると関節の変形と機能障害が起こる進行性の大変辛い病気です。

リウマチは微生物の関与などなんらかの原因により、関節腔の内面を覆っている滑膜細胞の増殖が起こります。
また、リウマチは関節の血管が増加し、血管内から関節滑膜組織にリンパ球、マクロファージなどの白血球が遊走します。
リウマチは、関節局所で免疫応答が起こり、リンパ球やマクロファージが産生するサイトカインの作用により炎症反応がひきおこされ、軟骨・骨の破壊のリウマチ症状が進行します


リウマチ(関節リウマチ)の痛み

リウマチ症状としての手指(指の付け根=中手指節関節、指先から二番目=近位指節関節)、足趾、手首の関節の痛みと腫れが数週間から数か月の間に徐々に起こります。
リウマチの関節は、触れると熱感があることもあります。
また、リウマチは肘や膝の関節にも痛みと腫れがみられます。
関節の痛みは最初一つあるいは少数の関節から始まりますが、長い間には左右の同じ部位の関節にほぼ同じ時期に起こることが多いのです。

リウマチの関節の腫れは、関節液が貯まったり、関節を包んでいる組織に炎症が起こるためで、圧すと柔らかい感じがあり痛みを感じるのが特徴です。
関節を動かし始めるときにこわばって、なんとなく動かしにくく、使っているうちにだんだん楽に動かせるようになります。

リウマチの朝のこわばり

リウマチは、朝起きたときに最も強く感じるので「朝のこわばり」とよばれます。
昼寝をしたり、長い時間椅子に坐っているなど関節を動かさないでおいた後にもこわばりはみられます。関節リウマチでは朝のこわばりは数時間続くことが多いのです。

リウマチの関節痛は、よくなったり、悪くなったりをくり返しながら慢性の経過をたどりますが、なかには、数か月で完全に治ってしまう人もいます。
リウマチ症状は天候に左右されることが多く、暖く晴れた天気が続くときは軽く、天気が崩れ出す前や雨の日、寒い日には痛みが強くなります。
また、リウマチ症状は、エアコン冷房の風が直接関節部にあたると関節痛が強くなります。病気が進行すると、関節の骨や軟骨が破壊されて関節の変形が起こり、関節を動かせる範囲が狭くなります。

リウマチでは、手指が小指側に偏る尺側偏位、足の親指が外側に偏る外反母趾、膝や肘が十分に伸ばせなくなる屈曲拘縮がみられます。
頭を支えているくびの骨の関節がおかされてずれやすくなる(環軸関節亜脱臼)と後頭部が痛んだり、手の力が入りにくくなったりしびれたりします。

リウマチは関節や筋肉の疼痛性疾患で、今なお原因不明のケースが多く、完治がむずかしい現代の難病の一つといわれています。

リウマチは古代ギリシャ時代からしられているように、古くから人類を悩ませてきた病気です。現在、わが国のリウマチ患者数は全国に40万以上と推定され、根本的治療法の確立が急がれています。

リウマチの起こる原因は

私たちの体には、体外から侵入した病原菌から防御する免疫というシステムが備わっています。

「免疫」とは一言でいうと、自分の体にとっての「自己」と「非自己」を判別し、非自己を攻撃して、排除しようとする働きです。

ところが、何らかの理由で、自己と非自己の判別がうまくできなくなり、自分のからだにとって正常なものまで攻撃し、その結果、さまざまなトラブルが生じることがあります。免疫システムに狂いが生じて、自己に対しても攻撃をしてしまうのです。こうした免疫の異常が原因となって起こる病気を「自己免疫疾患」と呼んでいます。

リウマチは、自己免疫疾患の1つなのです。

そのため、リウマチにかかった約9割の人の血液の中には、自己抗体である「リウマチ因子(RF)が検出されます。しかも、1つの関節だけでなく、手や足、肘や膝などからだのあちこちの関節に同時に発症し、症状が長期にわたるために慢性関節リウマチと呼ばれるのです。リウマチがなぜ起こるのか?免疫異常がなぜ起こるのか?その理由はまだはっきりと解明されていません。

リウマチについて、現在のところ明らかになっていることをまとめてみるとこうなっています。
まず遺伝的要因があると考えられています。リウマチは遺伝性の病気というほどではありませんが、家族や血縁者にリウマチの人がいるとかかりやすいという統計結果も出ています。現在、ウィルス感染の可能性も研究されているが、結果はまだ出ていません。

いずれにしても、肉体的、精神的なストレスが発症の引き金となったり、他の病気によって体力が低下しているときにかかりやすいと考えられています。

また、リウマチは男女の比率をみると、女性患者が男性に比べて3倍多いというように、圧倒的に女性のほうが多いことから、女性ホルモンとの関連での研究も進められている。さらに年齢的に見ると、30代から50代で発症するケースが多い事も特徴です。

関節以外の症状について

リウマチは、全身症状として、疲れやすさ、脱力感、体重減少、食欲低下がみられます。
リウマチは、肘の外側、後頭部、腰骨の上など圧迫が加わりやすい部位の皮下にしこりを生じることがあり皮下結節とよばれています。

胸部エックス線写真をとると胸水がたまったり、肺の下部に肺線 維症の影がみられることがありますが、症状として表われること はまれです。
リウマチは、涙や唾液が出にくくなるシェーグレン症候群がみられることも あります。

心臓、肺、消化管、皮膚などに血管炎が起こり、発熱や心筋梗塞、 肺臓炎、腸梗塞などの症状をひきおこす悪性関節リウマチは、厚生省の特定疾患の一つに指定されています。
リウマチは、治療費の自己負担分 が公費で補助されます。

慢性関節リウマチの症状は、ひじょうに多様で発病初期には個人差が大きく、また、慢性関節リウマチ以外にも関節の痛みを伴う 病気は沢山あります。 そこで、慢性関節リウマチの診断には、アメリカリウマチ協会(A RA)(現 アメリカリウマチ学会(ACR))がつくった診断基準が使われています。

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