膝痛(膝が痛い)

膝痛のほとんどが変形性膝関節症です。

膝痛 は、膝 の怪我や加齢によって、膝の軟骨や骨の破壊が進んだ状態が多いようです。

体重の増加や怪我などにより関節に負担がかかり、膝の軟骨が痛み、骨も変形してくる病気で、膝関節が痛み、動きも悪くなります。
なかには関節に水がたまって腫れてくることもあります。
膝痛 の発症・悪化要因は、女性の肥満、0 脚については膝痛 との関係があると言われています。

ひとくちに膝のいたみといってもいろいろあります。

急に痛み出したのなら急性関節炎、徐々痛み出したのなら慢性関節炎です。
さらには、どんなとき膝が痛むのかにより、病名の診断がつくこともあります。
たとえば、歩き始めや歩きすぎで痛むことが多いのなら変形性膝関節炎、階段を昇る際に痛むのなら膝蓋骨軟化症、降りる際なら半月板損傷が考えられます。

膝痛の原因(どうして膝が痛くなるのでしょうか)

膝には、平地を歩いているときでも体重の約3倍、走っているときには約10倍、階段の上がり下がりでは約7倍の荷重がかかります。
このように膝関節には、大きな衝撃が加わるために、障害が発生します。原因として、老化のほか肥満、スポーツ障害、偏平足、O脚、外反母趾、重労働、半月板及び靭帯の損傷、骨折後の変形などがあげられます。
膝の痛みを訴えている人のうち、半数以上が変形膝関節症です。特の40才以上の中高年の人の多く、圧倒的に女性に多いのが特徴です。

変形性膝関節炎ではつぎのような症状が現れます。
ただし、これらの症状は、急にひどくなるものではなく、何年もかけて徐々に進行するのが特徴です

① 膝の違和感・・・はじめは、著つとした動作から膝の違和感が始まります
膝がたく感じ、なんとなく膝の歯車がかみ合わない感じになります。

②膝のこわばり・・起床直後、動きにくかったり、長時間座ったままでいると、関がこりかたまったりします
症状が軽いうちは、この症状は一時的なもので、こりをほぐすように少しずつ動かしていると軽減します。
ところが、重症のなるとほぐれにくくなり、関節が動く範囲が狭くなってしまいます。

③膝の痛み・・・症状が進行すると、徐々に痛みをともなうよになります。
軽症のうちは、歩き始めや、膝を動かし始めたときに痛みます。
徐々に症状が進行すると機械の油が切れたときのようなギシギシとした痛みが生じ、動かしているうちに少しずつ痛みが引きますが、動かしすぎると、また痛み始めます。

④膝に水が溜まる・・膝に水が溜まる症状(関節水腫)がおきる人もいるようです。膝が腫れ水のため膝をまげようとするとはったような感触を受けます。

膝の水は、正式な名前は「関節液」といい、関節液は関節を包んでいる膜 (関節腔) に入っており、骨の先端の軟骨に栄養を与えたり関節のスムーズな動きのための潤滑油のような役割をしています。

通常0.5C C程度の水が入っていますが関節液を作る働きをする細胞は、例として関節液の中に異物(関節内遊離体)が紛れ込むとそれを排除しようと働きます。
大きな異物であれば滑膜にとりこんでしまいますが、粉のように細かいものであれば関節液に含まれる酵素で溶かそうとします。

異物の量が多ければそれだけたくさんの関節液がつくり出されることになります。また、そうなると自らつくり出した酵素にも刺激を受けて滑膜はどんどん潤滑液をつくり出します。そうしてますます膝に水がたまっていくのです。

水がたまる為の要因は関節炎(化膿性関節炎・慢性関節リウマチなど)や、半月板という軟骨が損傷を受ける、関節内に軟骨などのかけらがある等さまざまです。

⑤関節の変形・・・変形性膝関節炎は、O脚気味の人に多く見られる病気でが、進行するにつれ、O脚の度合いがひどくなっていきます。

これは、膝の内側の軟骨がすり減った結果、体重が膝の内側にかかるようになり、重心の軸が内側にずれるためです。
O脚はゆっくりと、少しづつ進行していきます。