膝痛の日常生活について

膝痛と肥満の関係とは、

体重が重くなる肥満は膝によくありません。
体重の半分ずつがそれぞれの膝の関節にかかっているからです。

歩いている状態では単純計算で、それぞれ片方の膝に瞬間的に全体重がかかります。
ましてや、ジャンプしたり、飛び降りたりしたときには、勢いがつくので、さらに荷重がかかることになります。

食生活が豊かになった分、摂取エネルギーが過剰気味で、消費エネルギーを上回っていることが肥満が増えている原因の一つです。
とくに膝痛の人の場合、どうしても運動不足になりがちです。
その結果、摂取エネルギーが過剰になりやすく、体重が増えるという悪循環になってしまいます。

体重がどれくらいになると肥満というのか、もっとも一般的な肥満度の計算方法にBMI法があります。
身長(メートル)を二乗したもので体重を割る方法です。

BMI=体重(キロ)÷身長(メートル)の二乗
BMIで男性で27以上、女性で26以上は「要注意の肥満」です。
BMIが25以上と25未満の比較では、BMI25以上で、変形性膝関節症の発生が31.6%であるのに対し、25未満では17.6%と明らかに低率であるというデータもあります。

膝のことを考えると、BMIが25を超えないようにすることが理想的だといえます。

膝痛の生活留意点

膝痛の場合の稼動範囲を広げるために
動きの改善や動きの範囲を広くするために・・

膝の元気のためには安静にしすぎることは逆効果です。
変形性膝関節症は痛みが取れたら「膝を動かす可動域訓練」が必要です。

可動域訓練は変形性膝関節症によって関節の動きが悪くなったり、動く範囲が狭くなったりした場合に、その動きの改善や動きの範囲を広くするために行われます。

膝の曲げ伸ばしの訓練は、まずひざを温めてから行うと痛みも少なく、関節や筋肉も柔軟になっているのでより効果的です。
蒸しタオルを10分程度ひざに当てたり、入浴時に浴槽のなかで訓練したりするのが良いでしょう。

膝痛を抱えている人におすすめのスポーツは、第一に水泳です。
水泳は多数の筋肉を動かす必要のある全身運動です。
しかも浮力があるために、体重が関節の負担にならないのが利点です。
ただし、平泳ぎは膝の関節をまげすぎるので、クロールや横泳ぎ、背泳のほか水中歩行、水中体操が好適です。

つぎに、おすすめできるのは自転車です。
自転車のサドルに座ることで体重が膝にかからないからです。
郊外にサイクリングに出かけるといいでしょう。

ウオーキングについて
歩き方の知識を知って正しいクセをつけて下さい。

人間の足裏は「かかと」「小指の付け根」「親指先」の3点歩行が基本です。
土踏まずの縦アーチが衝撃を吸収し、親指の付け根から小指にかけての横アーチが体の横揺れを効率的に防ぐような構造に作られているからです。

○足裏の3点をかかと50%、小指の付け根25%、親指25%の比率で同時に着地する。
これが膝への「過剰な衝撃」を防ぐ正しい歩き方です。

○歩くときの体重移動の中心は常にひざです。ひざは伸ばしきって歩くのではなく、上下にゆとりを持た せてにリズミカルに歩くことが大切です。

以上、日常の生活の中に取り入れて可動範囲を確保することが重要です。