肘関節の痛み

肘関節は、上腕骨(肩から肘までの骨)の末端と2本の前腕骨(肘から手首までの骨)の合計3本の骨が組合わさるような構造で機能しています。
前腕骨の2本とは、「橈骨(とうこつ)」と「尺骨(しゃっこつ)」です。
そして肘関節の周りにある軟骨や筋肉、腱にサポートされながら安定性を保っています。

肘関節の痛みの原因として、関節が炎症を起こしてしまう「関節炎」が挙げられます。

なぜ、炎症が起きて痛くなるのか、まずは肘関節の仕組みや働きを知って、痛みの原因を理解しましょう。

肘関節は、3つの骨からなる関節で、上腕骨の末端と2本の前腕骨で構成されています。
2本の前腕骨はそれぞれ橈骨と尺骨と呼ばれ、それら3本の骨が組み合わさることで肘関節が機能します。

肘の周りには軟骨や筋肉、腱があり、肘関節を支え安定性を保っています。
それらの肘の軟部組織は肘を動かすだけでなく、手首や指の曲げ伸ばしなどの動作にも関係があります。
肘は、膝関節や股関節のような体重が多くかかる関節ではないため、変形性肘関節症を発症する割合は高くはありません。
しかし、骨折、脱臼などのケガや肘を酷使する過度なスポーツ、重労働などにより関節軟骨や靭帯が傷つくと変形性肘関節症を引き起こす危険性があります。

変形性肘関節症は、肉体労働を続けたことによる肘関節の使い過ぎや、野球やテニス、いわゆる野球肘やテニス肘などが原因で、後に50~60歳代から発症することが多くみられます。
肘関節を形成している骨の先端は関節軟骨に覆われており、衝撃を緩和するクッションの役目を果たしています。

その関節軟骨が肘の酷使によりすり減ると、肘に痛みを感じたり、骨と骨がぶつかり合って骨のトゲ(骨棘)ができるなどの症状が出ます。
このように肘関節の骨が変形する症状が「変形性肘関節症」です。

変形性肘関節症のなかには、ケガや先天性の異常によって発症する場合もあります。
変形性肘関節症を長い間放っておくと、肘の変形が進み、洗顔や歯磨き、着替えなど肘を十分に曲げ伸ばす日常生活動作が困難になってきます。

また、肘の変形によって発生した骨棘が尺骨神経を傷つけることがあり、小指などにしびれを感じたり握力が低下するなどの「肘部管症候群」が引き起こされる場合もあります。
肘関節痛も患部の炎症をとり除くことが大切です。
関節痛は日常の習慣や過度の運動によって、筋肉や靭帯が炎症を起こすことが主な原因です。
放置しておくと、筋肉のバランスが徐々に失われ、そのうち関節が変形し、軟骨もすり減ってきて、痛みがひどくなってしまいます。

このすり減った軟骨を補充することも有効ですが、関節痛は何よりも患部の炎症をとり除くことが最優先です。免疫を正常化して炎症と痛みを除くことで血流が回復するとともに日常の動作も戻り、さらに血行が促進、これによってこわばった筋肉や靭帯、すり減った軟骨などの関節部位の新陳代謝につながるという根本的な解決に向けた好循環が生まれてきます。