不妊症

不妊症とは正常な夫婦生活があり、2年以内に妊娠しない場合をいいます。

赤ちゃんを授かりたいけど、なかなか妊娠できないとお悩みで、病院での検査では問題はなく、妊娠できないでお悩みのご夫婦は意外と多いようです。

正常な夫婦生活があって、2年以内に妊娠しない場合を不妊症といいます。
これは、通常、夫婦の90%以上が2年以内に妊娠するという事実に基づいています。
過去に妊娠の経験がないものを原発性不妊、妊娠したことはあるがその後2年以上妊娠しない場合を続発性不妊と言います。

不妊症の女性側の原因は約5割で、男性側が約3割、その他の原因不明が約2割ということでしたが、最近では、不妊の原因が男性の要因と女性の要因とほぼ同じというショッキングな報告もあるようです。

男性不妊に関して、最近NHKの特集で放映された内容ですが、オックスフォード大学教授の研究発表で、Y染色体が消滅の危機にあるとのことです
ご承知の通り、Y染色体は男性だけが持つ遺伝子で男の赤ちゃんを決定する唯一の染色体だけではなく、妊娠に不可欠な胎盤をつくる遺伝子でもあり、Y染色体の消滅は人類の消滅に直結する重大事ということです。私たち哺乳類はオスがいなければ子孫をつくれないのですが、男性消滅の危機が高まってきているようです。

また、北欧やオーストラリアの研究では、男性のY染色体小さくなる現象の他、精子の質が(精子の量と運動率)著しく低下しており、最近の研究発表ではデンマークが一番深刻で4600万個程となり4000万個以下になると妊娠できなくなるそうです。

日本もほぼ同数の結果のようで問題視されてきました。
フインランドでは、精子の数が5年間の間で27%も下がり、原因の特定が急がれています。この50年間というもの、人間、動物、そして魚でも、精子の数が減少し続けているとモントリオール大学のセルジュ・ベリズル教授(産婦人科学)は報告しています。
原因はまだ特定されていなせんが、大気の汚染や食生活(インスタント食品など)食品の保存や着色物質の他、ポリ袋やプラスチック容器に入ったものを、電子レンジで温めるとプラスチックが熱されたときに浸出する化学物質や、ほとんどの殺虫剤に使用されている内分泌撹乱化学物質、いわゆる環境ホルモンと呼ばれる一連の化学物質が動物の生殖システムに大きな影響をもたらしている場合多いようです。

女性の不妊症の原因のほとんどの場合は、子宮内の血液の循環が悪く血液がスムーズに流れておりません。
ホルモンの分泌が悪く、大きくて立派な卵子が成長しないことが多いようです。
又、黄体の機能が悪いため子宮内膜の状態が悪くせっかくの受精卵が子宮内膜に着床しにくくなっているようです。

脳にある下垂体にホルモンの分泌を指示する視床下部は、自律神経のコントロールもしているので、ストレスなどの影響を受けやすく、そのためにホルモンのバランスをくずします。
生理のメカニズムは、視床下部からの指令によって下垂体から分泌されるホルモンと、卵巣から分泌されるホルモンによって動いています。
精神的なストレスや病気や無理なダイエットなどによる身体的なストレスを受けると、ホルモンのバランスを崩すため、生理のリズムが乱れてきます。

多くの女性は生理前に新しい卵子ができて排卵されると思っておられますが、じつは母親の胎内にいるときにすでにできています。
胎児の時がいちばん卵子の数が多く、約700万個と言われています。
それが生まれた赤ちゃん時には約200万個に減ってしまい、初潮を迎えるころには約30万個にまで激減するようです。
そして月経のたびに月に1個ずつ排卵されていくのですが、年齢とともに健康な卵子は減っていき、それが不妊につながるようです。

また、不妊の要因は卵子の老化だけではなく、じつは、実年齢よりも卵巣年齢や子宮年齢の方が老化は早く進みます。
このことが、35才以上の女性の妊娠率を低下させている要因と思われます。

女性の場合、自分が妊娠できる体内環境なのか知ることも大切でしょう。
妊娠する理想的な体温は36.7度。体温が上がると免疫力が高まり、リンパの流れもよくなるため、しっかり老廃物が排出できるようになり、カラダは健康になっていきます。
そこでようやく、自分以外の新たな命を10ヶ月以上宿すことに対応できる体内環境が整います。
まずは、ホルモンバランスを正常にして自律神経の変調を正し、生理不順や冷え症を改善することが重要です。

男性、女性ともに異常がなく、タイミングが合えば受精、着床、妊娠となるはずなのですが、口にすると簡単ですが、これがなかなかうまくいかないのが現実のようです。

男女共に問題が無く仲良しのタイミングが合っていた場合、妊娠の確率は20~30%と言われ毎月頑張れば5.6周期で妊娠出来るという確率です。
通常、日本では2年子供が出来ないと不妊症といわれています。

10組のうち2組もの夫婦が不妊症だといわれる現在。もはや、他人事とは言えなくなってきました。早期発見・早期治療のためにも、不妊症がどんなものかをきちんと理解しておきましよう。一般的に、不妊症とは「2年以上も子作りに専念しているのに妊娠しない状態」のことをいいます。日本にはこういうご夫婦が約100万組おられ、この数字は10組に1組の不妊に悩んでいることになり、また不妊治療において安心できる情報が公開されないものが現状のようです。

そして赤ちゃんがほしいご夫婦の中で、考えていた以上の皆様が不妊という問題を抱え、不妊症で悩んでおられるようです。
「不妊症検査では、どちらにも問題がないはずなのに子供ができない」「夫を父親にしてあげれない、親に孫の顔を見せてあげれない」「不妊治療中に子供のいる人と合うのが怖い」「高い治療費を払っていても、一向に不妊症が治らない」「金銭的なこと、恐怖心から不妊治療にふみきれない」等切実な不妊症の問題で男性女性ともに悩んでおられるようですよ。

また、不妊症については、まだまだ閉鎖的な一面やプライバシー保護に関するため社会全体の理解や、不妊治療において安心できる情報が充分公開されていない現状もあるようです。