微小血管狭心症

狭心症は一般に、冠動脈という太い血管が狭くなっているところに、階段の上り下りなどの運動によって心筋に血液が行き渡らなくなり、発作が起こる「労作性狭心症」と、スパズムと呼ばれる冠動脈のけいれんに伴う「安静時狭心症」が知られています。、

安静時や就寝時に胸痛があるのに、冠動脈に異常が見つからない「微小血管狭心症」もございます。

多くは、30代半ばから60代半ばにかけて発症し、そのピークは40代後半から50代前半で、安静時に多く、多くは5分以内で収まるが、なかには数時間または半日以上も続き、胸部のみならず、顎、歯、耳の後ろ、背中、左腕等にも痛みが生じます。
また、寒さ、ストレスが引き金になる等の特徴をもっていました。

狭心症といえば通常、生活習慣病により動脈硬化で冠動脈が狭くなることが原因で起こり攣縮によって起こる冠攣縮性狭心症というタイプもあります。
いずれも太い冠動脈に起こり、中高年の男性の発症率が高いのも特徴です。

痛みは数分でなくなるものから、半日から1日続く場合もあり、中には顎や喉、耳の後ろの痛み、背部痛、肩の痛み、胃痛などを訴える人もいます。
 更年期女性特有の病気と言えるほど性差が顕著で、更年期女性の10人に1人に見られる。心疾患の既往の有無にかかわらず発症し、母親も更年期に同じような胸痛を訴えていたという方もいます。

原因は閉経に伴う女性ホルモンのエストロゲンの減少や心身のストレスで、エストロゲンには心血管系の保護作用がありますが、閉経でそれが失われ、微小血管の収縮高進や拡張不全が起こることがあるようです。

更年期症状は、多かれ少なかれすべての女性が避けて通れない加年にともなう体調の変化です。

更年期の症状に過剰に反応しすぎることも心身の不調とその悪循環をきたしますので、上手に症状を受け入れて生活することが必要であると思います。
最も大切なことは予防です。

微小血管狭心症の病気の主体は血管の内腔を覆っているとても大切な一層の膜である血管内皮と考えられています。
ですからこの血管内皮に障害をきたす原因になる高血圧、脂質異常症、糖尿病、メタボリック症候群などを適度な運動と食事で予防し、大量飲酒や喫煙をしないこと、ストレスをため込まないことで微小血管狭心症の発症も避けることできると思われます。
エストロゲンに似た作用を持つイソフラボンは大豆などの食品に多く含まれ、わが国の伝統的な和食には多くの大豆食品があります。